田中光政務次長はあいさつで、「ディワリはインドで最も重要なイベントで、『光で闇を追い払い、善が悪に勝利する』ことを祝う意味を持つ。民主主義諸国も団結して、権威主義の拡大に対抗できるよう期待したい。台湾とインドは近年、経済・貿易、投資、科学技術、文化・教育などの分野で大きな発展を遂げており、両国関係は双方の特産のマンゴーのように芳しくて心地よいものとなった。2025年には、互いに設置した代表処が設立30周年を迎える。時間が経つにつれて互いの友情もより強まり、民主主義同盟がより安定したものになると信じている」と述べた。
一方、ITAのYadav会長は、外交部に対して、台湾に在留するインド人のために再び台北賓館を開放し、ディワリを毎年恒例のイベントとして開催していることに謝意を表した。Yadav会長はまた、インドの伝統的な新年が、闇に対する光の勝利を象徴するのは、困難に直面した台湾の人々に、立ち直る力があることを示しているようだと称え、両国の関係が引き続き深化し、発展することを願うとした。
イベント会場では、インド料理や伝統的な歌や踊りのパフォーマンスのほか、ディワリで欠かせないランプやアート装飾も施されている。交通部観光署(日本の観光庁に相当)やITAも、台湾やインドへの観光促進のためブースを設置した。イベントには、台湾在住のインドコミュニティのリーダー、ビジネス関係者、シンクタンクの学者、学生代表、メディア記者、芸術文化団体、民間団体など総勢200名以上のゲストが出席し、活気に満ちた楽しい雰囲気のディワリとなった。